“きまぐれコラム”

2010.6.4
東寺 五重塔

国宝 東寺五重塔 完成!!

6月4日ついにイオンモールkyotoがグランドオープンしました!
なんとそのオープン記念に「ひねもす五重塔」が展示されています!

プレオープン時にパイプをマキマキしてくださったお客様有り難うございます!!
無事この日に間に合わすことができました〜!

展示期間は未定ですが、6月いっぱいは展示してあるかと思います!
ご都合調整のうえ、是非ご覧になってくださいませ。
(実物では画像では感じ取れないモノも感じ取れますよ〜)

2010.4.8
京セラドーム完成までの道 その1

京セラドーム完成までの道 その1

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3月27日よりイオンモール鶴見リーファにて「ひねもす京セラドーム」の展示っ!!(4月12日まで、、)平城京の時と同様に子供たちが巻いてくれたパイプを使っています!
同場所で、3月20、21、22日で約1,300人のお子さんにマキマキしてもらいました!(感謝)

、、、しかし、、、この文章から計算すると、、、制作期間は1週間ということに、、、
華やかなものの裏にはコツコツとした尽力の積み重ねがあるわけですね、、、というわけで、完成までの道を写真とともに紹介します。

ホールケーキ理論

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制作は確かに1週間ですが、それよりも前から出来ることはたくさんあります。まずは、大体の設計図を書いて、試作、試作、試作、です。

さらに制作イメージとして、京セラドームをホールのケーキとします。

カットされたケーキを一区画として考えれば、あとはそれを何個も複製すれば簡単にもとのホールのケーキになる訳でです。(実際は16等分で考えました。)簡単とは言いつつ、知恵熱でました(苦笑)



精密さとの戦い

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これは4区画を同時制作。(ドームの1/4)
パイプにあけた穴の位置の誤差に怯えながらの制作です(笑)
ハンドメイドである以上、完璧に同じパーツを仕込むことは至難の連続です。1mmずれれば致命傷にもなりうるのです。でもキレイにハマってくれれば、爽快です!!








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続いて、8区画まで(ドームの1/2)
この時点で、キレイに半円を描いてくれたのでホッとしました。あとは京セラドームの特徴であるウネウネ部分、、、ん〜、、、!、、ひらめいたッ!!

(大体の設計図はあっても、あくまで大体。作っていかないと、その先は絶対にわからないんですね。アイデアの積み重ねです。アイデアが浮かばなければ、全く前にすすみません、涙)

その2に続く〜

2010.3.8
作品みどころ解説 サワガニ編

作品みどころ解説 サワガニ編

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そうです。「サワガニ」です。
3年前にカニを作ろうとしたがアイデア不足で断念したことを思い出し、3年越しにリベンジしました。

ふむふむ、いい感じです。大きさ的にには毛ガニのSサイズですが、、

おぉモス1本の太さを足1本の太さと見立ててコンパクトに作りたかったので満足の作品です。関節の可動域もほとんど本物と一緒!





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でも、一番のポイントは見えていないお腹の部分なんですね。
ここの構造からすべては始まっています。
お腹と足の接合部分。体に対して足が放射状についています。
密集したパイプはおり曲げると、パイプの真円が扁平になり、となりのパイプに干渉してしまいます、、、

、、、と、まぁ難しいことは置いといて、要するに新ワザの「真円曲げ」が効果がモロに出ている良い例なんです。これがあるから作品自体をコンパクトにまとめることができました。

上記にもありましたが、足をパイプ1本の太さで表現することにトコトンこだわりました。それは、カニの特徴が手足にあるからですね。

足はシンプルな形なので、わざわざパイプの本数かけて大きく作る必要ないですし、そうすると、作品自体は大きくなりますが、パイプ自体の太さは不変なので、この密度感は失われる訳です。

例えば、『鉛筆』で1センチ四方の枠の中に大きく字を書きます。
同じく『鉛筆』で1メートル四方の枠の中に大きく字を書きます。
比べれば、後者の方が、字の大きさと線の太さが合っていなく、おかしくみえる現象と似ています。

単純にパイプの本数が多いから良いとかではないと言うこと。
パイプ1本1本が生きるようにつくることも大切なのですー。

今回の「サワガニ」よくヒネれました!

サワガニの他の写真はこちら

2010.2.4
ひねもす平城京、寄贈!

ひねもす平城京、寄贈!

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去年の4月にイオンモール橿原アルルに「ひねもす大型造型 平城京を作ろう!」を行いました。

内容は来場されたお客様に新聞ひねもすパイプを制作いただき、集まった6000本のパイプで平城京のジオラマを制作するといった感じです。
こんな感じで展示しておりました。


展示台の横にはパイプを巻いてくださった皆さんの写真も張ってあるんです!
みんなで築き上げたっ!!って感じがとてもグーです!LinkIcon詳しい写真はこちら


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そして今年2010年は平城京遷都1300年で奈良が盛り上がりまくる年でございます。

展示期間を終えていたひねもす平城京も再度寄贈という形で、奈良まほろば館さんに展示させていただくことになりました。








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場所は奈良ではなく東京ですが、いろんな方々の思いが詰まった作品なので、大都会でより多くの人に見てもらることは嬉しいですね。

(なんせ日本橋のあの三越の向かい側ですよ!笑 まほろば館も大勢の人が来館されてました〜)